衆議院選挙期間も台風とともに去り、各地でけたたましく鳴り響く選挙カーの姿も見かけなくなりました。
その衆院選では、圧勝した者、辛勝した者、惜敗した者、惨敗した者、それぞれいたことでしょう。
その中でも、やはり有名候補者の多くは、圧倒的な票数・得票率で小選挙区を圧勝しています。
そこで今回は、今回の衆院選での候補者別得票率のトップ10を調べましたので、発表したいと思います。
何かと注目の小泉進次郎は一体何位にランクインしているのでしょうか?
衆院選2017シリーズ
衆院選2017 小選挙区候補者別得票率トップ10
参考サイト
10.麻生太郎:自民 72.23% 福岡8区
ご存知麻生副総理。得票数は135,334票。13選。
対抗馬は共産から1名のみ。
昔からの地盤も盤石で、圧勝も当然ですが、麻生副総理ですら72%というのは少ないと見るか、多いと見るか…。
9.安倍晋三:自民 72.57% 山口4区
9位はなんと安倍首相!得票数は104,825票。9選。
対抗馬は無所属2名、希望・共産から1名ずつの4人。首相相手に多いな。
圧勝政党のトップなんですから1位かと思いきや、9位です。なんだか意外な気がしますねぇ。。
8.二階俊博:自民 72.95% 和歌山3区
いつも朝日系マスコミを威圧している二階幹事長。得票数は109,488票。12選。
対抗馬は共産から1名。
ここまで自民の重鎮ばかり。やはり昔からの強固な地盤があるベテランは強いということでしょう。
7.坂本哲志:自民 73.60% 熊本3区
7位は坂本哲志副幹事長。得票数は129,312票。6選。
対抗馬は共産からよくわからん27歳の保育士1名のみ。
元々は自殺した松岡元農林水産大臣の選挙区。それ以後坂本氏が当選し続けている。
強いというより、対抗馬が弱すぎてこの得票率になったという印象。希望や立憲民主辺りが対抗馬を立てていたら50%行くかも怪しかっただろう。
6.岸信夫:自民 73.83% 山口2区
安倍首相の全弟。得票数は113,012票 3選。
対抗馬は共産から1名。
山口は安倍・自民大国です。どこもここも地盤強すぎで圧勝だらけ。
惜しくもランク外でしたが、山口1区は高村元副総裁の息子が出馬で得票率69%圧勝、山口3区は河村建夫が71%で圧勝。
山口県は自民が強すぎる。全国一自民党が強い県と言っても良いでしょう。
5.宮腰光寛:自民 74.42% 富山2区
首相補佐官。得票数は94,086票。8選。
対抗馬は社民から1名。共産票が無いのが圧勝に繋がったのかな。
そこまで有名とは言えない方ですが、なぜかここは対抗馬は少ない傾向があるらしく、この宮腰氏の圧勝に繋がっているらしい。
元々富山県議だったのも影響してる?よく知りませんが。
4.岸田文雄:自民 77.96% 広島1区
現政調会長。得票数は113,239票 9選。
対抗馬は共産から1名。
自民では穏健派の岸田政調会長。ポスト安倍を狙っているそうですが、果たして今後は…?
3.小泉進次郎:自民 78.02% 神奈川11区
小泉孝太郎の弟。得票数は154,761票。4選。なお得票数は神奈川15区の河野外相に次いで全国2位。
対抗馬は共産から1名、希望から1名、謎の男が1名の3名。
おそらく現在日本一選挙に強い男でしょう。
昔からの地盤も最強レベルで、小池百合子が対抗馬として出てこようが神奈川11区で小泉進次郎に勝てる人はいないのでは?あえて言えば親父が出てきたときだけ?
小泉進次郎が選挙演説に立つと、辺りは人だかりができるらしい。老若男女問わず。
今後もこの神奈川11区は無風選挙が続くでしょう。。。
2.石破茂:自民 83.63% 鳥取1区
前回の得票率トップだった人。得票数は106,425票。11選。
対抗馬は共産から1名。
石破氏、現状の自民党をよく思っていないようですが、今後はどうするんですかねぇ…?閣僚への返り咲きはあるんでしょうか?
1.小野寺五典:自民 85.72% 宮城6区
得票率トップは小野寺防衛相でした。得票数は123,871票。7選。
対抗馬は共産から1名。
東日本大震災時、宮城唯一の自民党議員だったということで信頼が厚いのでしょうか。
前回、前々回も70%を超えていましたが、今回は防衛相になったということで更に得票率がアップし、何と85%超え!
もちろん対抗馬が弱いというのもあるのでしょうが、この苦境のあった宮城6区の方々から多大なる信頼を集めているという結果なのでしょう。そうでなかったらここまでの得票率は出せません。
小野寺防衛相。もしかしてポスト安倍はこの方なのでしょうか…?
やはり自民党強し!
結局トップ10全て自民党議員でした。これだけ見ると圧勝するのもうなずけます。
しかし、このまま自民の一党優位を続けさせると、また様々な緩み・驕りが出てくるのは間違いないでしょう。
そこを引き締めるのが野党の存在。
追求するべきことはしっかり追求し、協力すべきことは協力し、永田町を挙げて良い政治を行ってほしいと願っています。
(2018.4追記)
選挙圧勝で、出てきたねぇ…驕り・緩みが。。。
しかも得票率1位の小野寺防衛相の管轄でねぇ。。。
他に政権担当できなさそうな野党ばかりなのが悲しいことです。