10/26 追記
僕の選挙区である埼玉4区は自民の穂坂氏の圧勝で、注目の豊田真由子氏は5人中5位という最下位に終わりました。
やはり不祥事を起こすと並大抵じゃ浮上できないんだな…と思いましたが、豊田真由子氏と同時期に不祥事で民進党(当時)を離党した愛知7区の山尾志桜里氏は激戦の末、僅差で当選しました。
暴言と不倫。
不祥事の質は違いますが、不祥事で離党したというところは同じ。
なぜ二人の明暗は分かれてしまったのでしょうか。
選挙区の違い
自民保守系の豊田氏は保守系だらけの埼玉4区で票を食われる
元々自民の豊田氏は、保守系候補が乱立した埼玉4区での出馬。
自民からも穂坂氏という対抗馬を出され、自民から見切りをつけられてしまっている状態。挽回できるほど甘くはなかった。
これが元リベラル寄りの民進党(例:辻元清美)とかだったら、他の保守系候補とは一線を画す事ができ、政策の違いを上手く訴えれば、もしかしたらいい勝負をしていたかもしれませんね。当選は苦しいにしても。
立憲民主系の山尾氏は自民候補の対抗馬という立場
山尾氏は民進党離党ですが、「希望の党には行かない」と言っているように、どちらかと言うと立憲民主に近い政策思想。
相手は自民の鈴木候補のみ。
そうなると、自民か自民以外かという簡単な選択。思想的に立憲民主に近かったことは、山尾氏に良い風が吹いたようです。
不倫は良いけど暴言はダメ…?
去年のベッキーから始まった文春砲によるゲス不倫ブーム。
正直ね、この異常ともいえる不倫糾弾に国民はもう飽き飽きしちゃったんじゃないのでしょうか?
「不倫しようができる人の方がいいよ!」くらいに思われていたのでしょうかねぇ。
あと、山尾氏は比較的ルックスが整っているので、男性からも女性からもそこまで嫌味にならず、不倫が政治生命を脅かすほどの大ダメージには至らなかった…と。
一方豊田真由子氏の「このハゲ」は、今だに使われるキラーフレーズ。今年の流行語大賞間違いなしでしょう。
「このハゲ」、「違うだろ」だけならまだしも、「お前の娘を~」の下りは完全に人間性を疑われる言動。
当時は正常な状態でなかったとは思いますが、やはり完全に人間性を疑われてしまっては、その払拭は難しかったのでしょう。
望まれた離党と望まれない離党
豊田氏の離党は、ほぼ更迭に近い離党でしょう。
暴言騒動の後、自民議員からも苦言が連発されたように、豊田氏は党に残ることを望まれなかった人間。
豊田氏が出馬すると言っても、「違うだろ!」と自民から対立候補を出され、結局潰されてしまいました。自民だけでなく、政界からも追い出されてしまったのです。
山尾氏は不倫があっても残ることを望まれた人。政調会長も任されたこともあり、それだけ党からの信頼は厚かったのでしょう。
だから希望からも立憲民主からも対立候補はなし。自民候補との一騎打ち。
山尾氏が小選挙区では勝利し、自民の鈴木候補も比例復活。
皆が笑顔の愛知7区でしたとさ。
今後も国会議員を続ける山尾志桜里氏に対し、今後が不透明な豊田真由子氏。
今回の衆院選で明暗が大きく別れた不祥事離党組の二人の女性。
今後の動向に注目したいと思います。
そして山尾志桜里は立憲民主党へ
山尾志桜里氏 立憲民主党に入党で調整 25日枝野代表と会談 近く支援者らに説明へ 愛知 (東海テレビ) - Yahoo!ニュース
良いんじゃないの?別に。枝野も山尾氏も互いがwinwinじゃん。
当選すりゃそうなること明白だったでしょうよ。
しっかし、やっぱ党に一人は美人議員置いておきたいんだね。
ん?辻本清美ちゃんがいるだろって?
あれはちょっとアクが強すぎましてねぇ・・・
でも、最近「お荷物」って言われるようになったけど。。。